ベースラインとは

Update Manager では、5種類の パッチの重要度 が用意されています。

  • 任意
  • 中程度
  • 重要
  • 最重要

また、パッチのカテゴリ には以下の 5種類が存在します。

  • 任意
  • セキュリティ
  • バグ修正
  • 機能拡張
  • その他

これに加えて、VMware、Cisco、HPE のような パッチ ベンダー と ESXi 5.0、5.5、6.0 等の 製品のバージョン をクラウド管理者が環境に合わせて、一つのルールとして設定・定義し、クラスタ単位、あるいは、個々の ESXi ホストにパッチを適用することができます。

これらの設定一式のことを ベースライン と言います。

カスタム ベースラインの作成

デフォルトで 重要なホストパッチ重要でないホストパッチ重要以上 等 いくつかのベースラインが用意されていますが、この例では、ESX ホストにパッチを適用するための、最重要 (最重要のみ) というカスタムベースラインを作成します。

Step 1. 新規ベースライン

ホスト ベースライン > 新規ベースライン をクリックします。

ホスト ベースライン → 新規ベースライン

Step 2. 名前およびタイプ

名前と説明を入力 > ベースラインのタイプを選択 > 次へ をクリックします。

  • 名前 : 最重要
  • 説明 : 最重要パッチのみ
  • ベースラインのタイプ
  • ホスト パッチホスト パッチ ベースラインには、適用可能性に基づいて 1つまたは複数のホストに適用するためのパッチが含まれています。 ベースラインに、特定のホストにインストールされていないソフトウェア用のパッチが含まれている場合は、そのホストではパッチは無視されます。
  • ホスト エクステンションホスト エクステンション ベースラインには、ホストに適用されるエクステンション (追加ソフトウェア) が含まれています。 エクステンションがインストールされるのは、そのソフトウェアがまだインストールされていないホストです。 そのソフトウェアがすでにインストールされているホストには、パッチが適用されます。
  • ホスト アップグレードホスト アップグレード ベースラインには、選択されたバージョンにホストをアップグレードする ESXi イメージが含まれています。 これが適用されるのは基本ソフトウェアです。 エクステンションやパッチは、ホスト エクステンション ベースラインまたはホスト パッチ ベースラインを使用して適用する必要があります。
名前と説明を入力 → ベースラインのタイプを選択 → 次へ

Step 3. パッチのオプション

使用する パッチ ベースラインのタイプを選択 > 次へ をクリックします。

この例では、新しいパッチが出た場合に、作成したベースラインに自動的にパッチが追加されるように 動的 ベースラインを作成します。

  • 固定固定ベースラインは、新しいパッチがリポジトリに追加された場合も変更されません
  • 動的動的ベースラインは、指定された基準に合う新しいパッチリポジトリに追加されたときに更新されます
パッチ ベースラインのタイプを選択 → 次へ

Step 4. 基準

カスタム ベースラインに含まれるパッチ、及び フィルタリングするパッチを指定 > 次へ をクリックします。

ピンポイントでベンダーと製品を選んでも構いませんし、特にこだわりがなければ 任意 でも良いです。

  • パッチベンダー : 任意
  • 製品 : 任意
  • 重要度 : 最重要
  • カテゴリ : 任意
ベースラインに含まれるパッチ、及び フィルタリングするパッチを指定 → 次へ

ちなみに、Ctrl + クリック すると複数選択できます。

Step 5. 除外するパッチ

動的ベースラインの基準 最重要 と一致するパッチ一覧が表示されます。

このベースラインから 永久に除外するパッチを選択し > 次へ をクリックします。

パッチを当てようとしている ESXi ホストと関係ないパッチは適用されないので、このままでも構いませんが、当てては行けないパッチがある場合は、永久に除外することができます。

永久に除外するパッチを選択し → 次へ

Step 7. 追加パッチ

動的ベースラインの基準 最重要 と一致しない全てのパッチ一覧が表示されます。

動的ベースラインに 永久に含めるパッチを選択し > 次へ をクリックします。

永久に含めるパッチを選択し → 次へ

Step 8. 設定の確認

設定内容が表示されます。

確認して特に問題なければ、完了 をクリックします。

特に問題なければ → 完了

Step 9. 新規ベースラインの詳細確認

これで新しいカスタム ベースラインの作成が完了しました。

システム上に存在する全てのベースラインは、ホスト ベースライン 画面上で確認できます。

また、該当ベースラインの コンテンツ (数字リンク) をクリックすることでベースラインに含まれている詳細パッチ一覧を確認することができます。

コンテンツ (数字リンク) をクリックするとパッチ一覧が表示される
(例) パッチ一覧の詳細

Step 10. EULA の同意

ついでに、使う使わないは別として、使用許諾契約書の条項に同意されていないパッチの EULA を全て 同意 状態にしておきます。

仮想アプライアンスのアップグレード (タブ) > EULA > すべての使用許諾契約書の条項に同意します > OK をクリックします。

仮想アプライアンスのアップグレード (タブ) → EULA → すべての使用許諾契約書の条項に同意します → OK

終わりに

実際に ESXi ホストにパッチを当てるためには、今回のように 事前に作成したカスタム ベースライン、または デフォルトで定義されている既存のベースラインを、クラスタ または ESXi ホストに追加する必要があります。 (ベースラインの添付といいます)

以上、vSphere Update Manager カスタムベースライン作成 (Web Client 版) でした。