完成に近い HTML5 版クライアントとさらに強化された VAMI

vSphere Web Client は非推奨。 将来のリリースで廃止される予定です。

  • vSphere Client (HTML5) 機能強化vSphere Web Client (Flash-Based) のすべての機能を備えた、ほぼ完全に機能するクライアント。vSAN および vSphere Update Manager (VUM) の操作・管理可能。VCHA 高可用性フルサポート
  • vCSA 6.5 同様、vCSA 6.7 でも組込み済みの vSphere Update Manager 利用可能
  • vCSA 6.7 の管理対象となる ESXi ホストの最低バージョンは、ESXi 6.0ESXi 5.5 サポート対象外
  • 将来のリリースでは、Single Sign-On (SSO) / vSphere Web Client 廃止予定

vSphere 6.7 では、vSphere 6.0 または 6.5 からのアップグレードと移行のみをサポートされます。

vSphere 5.5 から vSphere 6.7への直接アップグレードはサポートされないため、vSphere 5.5 をご利用の方は、一旦 vSphere 6.0 / 6.5 にアップグレードした上で、vSphere 6.7 にアップグレードする必要があります。

特に、vSphere 6.7 では、ESXi 5.5 がサポート対象外になったため、vCenter Server 6.7 で管理できる ESXi ホストの最低バージョンは、ESXi 6.0 以上になります。

そのため、vCenter Server 6.5 から 6.7 へのバージョンアップを検討してる場合、事前に、既存の ESXi バージョンを 6.0 以上にアップグレードしておく必要がありますので、くれぐれもご注意を。

VAMI については、別途 記事公開しているため (連載一覧をご確認ください)、詳細画像は割愛しますが、簡単に紹介しますと。

UI もキレイで メニュー項目も分かりやすく、操作感もさくさく、さわってて気持ちよかったです。

専用の 監視 メニューが追加され、CPU・メモリ・ネットワーク・データベースの使用状況を把握することができます。

また、vCSA 6.5 から導入されたファイルベースのバックアップが強化され、スケジューラ機能が使えるようになり、さらに世代管理もできるようになりました。

特に、新しい サービス メニューでは、vCenter Server 上の全てのサービス一覧が確認できるのは勿論のこと、「各サービスのステータス確認、再起動・起動・停止」が簡単に出来るようになりました。

VAMI : vCenter サービス一覧

これにより、増え続ける VM によって重たくなりがちな vCenter Server へクライアント接続してサービスを管理したり、vCSA へ SSH 接続 → コマンド操作によるサービス管理の必要性がなくなり、より快適にサービス管理がしやすくなりました。

vCSA 6.5 と vCSA 6.7 どちらを構築すれば良いか

vcsa6.7

vCSA 6.5 と vCSA 6.7 どちらを使えば良いか。 迷ってる方も少なくないと思いますが、vCSA 6.7 の一番の目玉は、HTML5 版の vSphere Client ではないかと思います。

vCSA 6.7 では従来の vSphere Client (Windows 用クライアント) の代わりとなる HTML5 版の vSphere Client の完成度が高くなったため、新しいクライアントで vSphere のクラウド環境を管理したい場合には、vCSA 6.7 で良いと思いますが、(構築する前に、既知の問題については事前にご確認ください)

そうでなければ、vCSA 6.5 を使っても問題ないのではないかと思います。

Web Client で十分管理できますし、vSphere Data Protection (提供終了・vSphere 6.5 が最後のリリース) で無料で仮想マシンバックアップも取得できるので、vSphere 6.5 を使い続ける予定であれば、vCSA 6.5 で構いません。

ただし、最新バージョンの ESXi をインストールするためには、vCenter との互換性がないと行けないため、新規構築するなら vCSA 6.7 がおすすめです。 (管理対象 ESXi バージョンに合わせて、互換性のある vCenter Server のバージョンをお選びください)

既に vCSA 6.5 利用中で、将来的に新しいバージョンの ESXi を導入する予定がある場合には、事前検証の上、vCSA 6.7 へのアップグレードをご検討ください。

vSphere 6.7 リリースノート ピックアップ & 特異事項

vSphere のリリースノートには、既知の問題と回避策、注意事項 等、重要情報が記載されているので、管理者の方は、まず、以下 vSphere 6.7 オリジナルのリリースノートをご確認ください。

できれば、vCenter Server Update and Patch Releases 階層下にある 各「6.7.0 以降のアップデート・パッチのリリース情報」 (内容短め) についても軽く目を通しておくことをオススメします。

その中からピックアップした一部の内容を簡単にまとめて、以下に記載します。

ESXi と vCenter Server のバージョン互換性

  • VMware vCenter Server 6.5 の場合ESXi 6.5ESXi 6.0ESXi 5.5
  • VMware vCenter Server 6.7 の場合ESXi 6.7ESXi 6.5ESXi 6.0

vCenter Server インストール時のパスワード設定に関する注意事項

  • ESXi、SSO、vCenter Server の root パスワードにバックスラッシュ「\」、または 二重引用符「"」が設定されていると、インストールの事前チェックに失敗します
  • vCenter Server の root パスワードにコロン (:) が含まれていると、vSphere Appliance 管理インターフェイスにログインできなくなります
  • SSO パスワードに非 ASCII 文字 (日本語) が設定されていると、Windows vCenter Server 6.7 のインストーラの起動に失敗します

vSphere 6.7 と ESXi ホストの CPU 互換性

インストールまたはアップグレード中に、インストーラによって互換性チェックが行われ、ESXi ホストの CPU と vSphere 6.7 の互換性がないとインストールが中止されます。

vSphere 6.5 のサポート対象プロセッサのうち、次のプロセッサは vSphere 6.7 ではサポートされません。

  • Xeon 31xx、33xx、34xx Lynnfield / Clarkdale、35xx / 36xx シリーズ
  • Xeon 52xx、54xx、55xx、56xx シリーズ
  • Xeon 65xx シリーズ
  • Xeon 75xx および 74xx シリーズ
  • i3/i5 Clarkdale シリーズ
  • i7-620LE プロセッサ シリーズ
  • 各種 i3/i5/i7 Nehalem/Bloomfield/Clarksfield、Lynnfield、Clarkdale/Arrandale、Westmere/Gulftown シリーズ
  • AMD Barcelona、Shanghai、Champlain、Rana、Istanbul、Magny-Cours、Lisbon シリーズ
  • Opteron 13xx、23xx、24xx、41xx、61xx、83xx、84xx シリーズ
  • Athlon-II-X2 Champlain、Athlon-II-X3/X4 Rana シリーズ

次の CPU は vSphere 6.7 でサポートされますが、今後のリリースではサポートされない可能性があるので、ハードウェアを選定する際にご注意ください。

  • Xeon E3-1200 (SNB-DT)
  • Xeon E7-2800/4800/8800 (WSM-EX)

さよなら vCenter Server for Windows

vCenter Server for Windows 最後のリリースとなります。

それもそのはず、Windows / Database ライセンス要らずの vCSA の登場によって、構築し辛く、お金 (ライセンス費用) もかかる Windows 版の vCenter Server ユーザが激減したんだと思います。

VMware 的に Windows ベースの vCenter Server と Linux ベースの vCenter Server Appliance にかかる開発コストを考えると ターゲットを一つに絞って、浮いた分を品質向上なり他の製品開発に回すことができるので、これはこれで良い決断だったのではないかと個人的には思いました。

その他

  • Single Sign-On サイト廃止予定SSO は、vSphere 6.7 で最後のリリースとなり、将来の vSphere リリースでは、SSO サイトは含まれなくなりました。 ログイン ID 余計に長くなるし、使い辛いとは思っていましたが、やっぱり不要確定されたみたいです。
  • vCenter Server および Photon アプライアンスに含まれる TFTP サービスは私用しないこと廃止される可能性があります。
  • IPv6 でオリジナル ESXi 6.0 にインストール不可ESXi 6.0 のオリジナル リリースに、IPv6 ネットワーク経由で vCSA 6.7 をインストールすることはできません。 IPv6 ネットワークを使用する場合は、ESXi 6.0 Update 1a 以降をご利用ください。
  • HPE DL380/360 Gen9 で BIOS モードを UEFI に設定しないと ESXi のインストールまたはアップグレードがメモリの破損により失敗する
  • NFS データストアが断続的に読み取り専用になるNFS の VMkernel NIC が一時的に IP アドレスを失うか、ステートレス ホストが再起動した後に、ホストの NFS データストアが読み取り専用になった場合は、データストアをアンマウントしてから再マウントするか「NFS VMkernel NIC の IP アドレス」と「管理 VMkernel NIC の IP アドレス」の両方に NFS データストアの書き込み権限を設定します。
  • ESXi 6.5 と 6.7 ホストの混在環境で VMFS3 から VMFS5 データストアへのストレージ vMotion に失敗するVMFS3 データストアを VMFS5 にアップグレードする必要があります。
  • Firefox 54 以降で Windows セッション認証を使用して vSphere Web Client にログインすると失敗するIE、Chrome を使う、または 53 以前の Firefox をご利用ください。

vCSA は名前解決できるようにしてください

vCSA の名前 (FQDN) は事前に DNS サーバに登録した上で、名前解決 (正引き・逆引き) できるようにしてから vCSA のインストールを開始してください。

特に本番環境の場合は、vCSA の FQDN 登録を必ず実施してください。

テスト環境で DNS サーバが無い場合は、簡易で構いませんので、以下の記事を参考にし、1台用意することをおススメします。

[連載] Dnsmasq 軽量DNS、DHCP、TFTPサーバ構築

vCenter Server Appliance 6.7 ダウンロード

まずは、my vmware ログインし、最新版の VMware vCenter Server Appliance 6.7 をダウンロードします。

バージョンの選択 (一番最新のものを選ぶ) > 製品のダウンロード > VMware vCenter Server Appliance (ISO) > 今すぐダウンロード をクリックします。

バージョンの選択 → 製品のダウンロード → VMware vCenter Server Appliance (ISO) → 今すぐダウンロード

vCSA 6.7 の ISO イメージのダウンロードが完了したら DAEMON Tools のような ISO マウント用のソフトウェアを利用し、vCSA 6.7 の ISO イメージをマウント します。

vCSA 6.7 の ISO イメージをマウント

個人的に DAEMON Tools をよく使っていますが、ISO マウントだけなら無料版で十分です。

また、DAEMON Tools インストール時に余計なフリーソフトがバンドルされている場合があるので、インストールされないようにチェックを外してください。

ちなみに、Windows 10 の場合は、フォルダ エクスプローラに「ディスク イメージ ツール」が組み込まれているため、DAEMON Tools のような仮想ドライブツールをインストールする必要はありません。

インストーラ実行、及び GUI の言語変更 (英語 → 日本語)

ISO イメージのマウント先へ移動し、Vmware VCSA > vcsa-ui-installer > win32 > installer.exe を実行します。

マウント先へ移動 → Vmware VCSA → vcsa-ui-installer → win32 → installer.exe

vCSA 6.7 のインストーラが立ち上がります。

vCSA 6.7 のインストーラが立ち上がる

GUI の言語が英語になっているので、 地球 Icon > 日本語 (Nihongo) をクリックします。

地球 Icon → 日本語 (Nihongo)

そうするとインストーラの言語が日本語に変わります。

インストーラの言語が日本語に変わる

ステージ 1. vCenter Server アプライアンスのデプロイ

Step 1. インストール作業開始

以下、4種類のタスクが可能になっています。

項目内容
インストールvCenter Server Appliance または Platform Services Controller の新規インストール
アップグレード既存の vCenter Server Appliance または Platform Services Controller アプライアンスをアップグレード
移行Windows 上の既存の vCenter Server、Platform Services Controller、または Single Sign-On サーバをアプライアンスに移行
リストア以前に作成した vCenter Server Appliance または Platform Services Controller アプライアンスのバックアップからリストア

今回は vCSA 6.7 を新規構築するために、インストール をクリックします。

インストールをクリック

Step 2. 概要

このインストーラでは、vCenter Server Appliance 6.7 または Platform Services Controller 6.7 をインストールできます。

vCSA 6.7 のインストール プロセスには、2つのステージに分かれています。

  • 「ステージ 1」では、新しいアプライアンスをターゲットの vCenter Server または ESXi ホストにデプロイします。
  • 「ステージ 2」では、デプロイしたアプライアンスの設定を行います。

次へ をクリックし、ステージ 1 を開始します。

次へ をクリックし、ステージ 1を開始

Step 3. エンド ユーザー使用許諾契約書

使用許諾契約書の内容を確認し、使用許諾契約書の条項に同意します > 次へ をクリックします。

使用許諾契約書の条項に同意します → 次へ

Step 4. デプロイ タイプの選択

アプライアンス上で構成するデプロイタイプは、以下の 2種類があります

  • 組み込み Platform Services Controller (vCSA と PSC 一体型)
  • 外部 Platform Services Controller

ここでは、Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server > 次へ をクリックします。

Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server → 次へ

Step 5. アプライアンスのデプロイ ターゲット

アプライアンスのデプロイ ターゲットとログイン情報を指定 > 次へ をクリックします。

ターゲットは、vCSA を新規インストールするための、デプロイ先 ESXi ホストまたは、既に構築済み (運用中) の vCenter Server を指定します。

項目内容備考
ESXi ホスト名または vCenter Server 名FQDN または IP アドレス (FQDN にすること)
HTTPS ポートHTTPS ポート番号デフォルト 443
ユーザー名デプロイ ターゲットが ESXi の場合は、root を入力。デプロイ ターゲットが既に存在する vCenter Server の場合は、管理者権限を持つユーザ名 (SSO ユーザの場合は、UserName@DomainName) を入力
パスワード上記ユーザのログイン PW
デプロイ ターゲットとログイン情報を指定 → 次へ

ステージ 1 を開始する前に DRS 無効化

DRS は、主にクラスタ構成されている ESXi ホスト群の CPU、メモリに偏りが発生しないようにするための、自動リソース分散機能です。

クラスタ内の各 ESXi ホストのリソース状況に応じて、自動的にホスト vMotion が行われ、リソースを平準化します。

vCSA は割と大きなリソースを占有・消費します。

デプロイ / パワーオン後の設定プロセス実行中に DRS によって、ホスト vMotion される恐れがあるため、デプロイターゲット ESXi ホストが DRS クラスタ内にある場合は、ステージ 1 を開始する前に、デプロイ ターゲットとなる vCenter Server へログインし、クラスタの設定 にて、DRS を無効にするか 手動 状態に設定してください。

DRS を使ったことがない方のために、少し補足しますと DRS は大きく 手動一部自動化完全自動化 の3段階に分けれていて、さらにもっと細かく自動化レベルの微調整が可能です。

場合によっては、DRS を完全無効にすることが難しい場合 (vAPP が存在する場合) があり、DRS の設定を 手動 にするだけで、自動化レベルがだいぶ下がるため、完全無効化 するよりは 手動 に設定を変えるだけで十分ではないかと思います。

ちなみに、DRS (クラスタの機能) は vSphere Enterprise ライセンス以上じゃないと使えないため、クラスタ構成されていない場合、または ライセンスが Enterprise 未満の場合、この内容は無視しても構いません

証明書に関する警告 が表示されたら はい をクリックします。

証明書に関する警告 : はい をクリック
  • 信頼されない SSL 証明書がインストールされた場合、安全な通信を保証できません。セキュリティ ポリシーによっては、この問題がセキュリティ上の懸念にならない場合もあります。

Step 6. アプライアンス仮想マシンの設定

デプロイするアプライアンスの仮想マシンの設定を指定し、次へ をクリックします。

項目説明設定例
仮想マシン名vCSA アプライアンスの名前vcsa.hogehoge.com
root パスワードの設定OS root ユーザのパスワードMyCompany123-
root パスワードの確認OS root ユーザのパスワードMyCompany123-
仮想マシンの設定を指定 → 次へ

仮想マシン名の要件

仮想マシン名は次の要件を満たしている必要があります。

  • パーセント記号 (%)、バックスラッシュ (\)、スラッシュ (/) が含まれていないこと
  • 80 文字までに制限

パスワードの要件

パスワードは次の要件を満たしている必要があります。

注意 : 特殊文字を設定する場合、(\)、(")、(:)、非 ASCII 文字 (日本語) は使用しないでください。

  • 8 文字以上
  • 20 文字まで
  • 大文字が 1 文字以上
  • 小文字が 1 文字以上
  • 数値が 1 文字以上
  • 特殊記号が 1 文字以上 (「!」、「(」、「@」、など)
  • 表示可能な A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9 および句読点のみ (スペースは使用不可)

Step 7. デプロイ サイズの選択

Platform Services Controller を組み込んだ vCenter Server のデプロイ サイズを選択 し、次へ をクリックします。

デプロイサイズvCPUメモリ(GB)ストレージ(GB)ホスト(最大数)仮想マシン(最大数)
極小21030010100
4163401001000
8245254004000
1632740100010000
特大24481180200035000
ストレージサイズ極小特大
デフォルト3003405257401180
825870102510901230
特大17001750190519702110
デプロイ サイズを選択 → 次へ

デプロイサイズとストレージサイズについて

  • デプロイサイズは、将来的にどれくらいの仮想マシンを管理するか、それを見越した上で、デプロイサイズを決めてください。
  • より大きな VMDK を SEAT (統計情報、イベント、アラーム、タスク) パーティションに割り当てる必要がある場合は、ストレージ サイズを増やしてください。

※ SEAT : Stats、Event、Alarms、Tasks

Step 8. データストアの選択

このアプライアンスのデータを保存する データストアを選択 > シン ディスク モードの有効化 > 次へ をクリックします。

データストアを選択 → シン ディスク モードの有効化 → 次へ

Thin Provisioning と Thick Provisioning

  • Thin : vCSA の全体容量は確保するものの、実際の使用量は使った分だけ増えて行きます
  • Thick : 最初から vCSA の全体容量がデータストア消費領域として見なされます

さらに、Thick Provisiong には、Zero 埋めするタイミングによって Lazy ZeroedEager Zeroed 2種類に分かれます。

  • Lazy Zeroed : 実際のデータ書き込み時に Zero 埋めする
  • Eager Zeroed : 一番最初のディスク容量確保時に全て Zero 埋めする

性能的には、Thin < Lazy Zeroed < Eager Zeroed 順に高く、Thin よりは、Thick の方がパフォーマンスが良いです。

ディスク使用効率面においては、その逆で、Thin > Lazy Zeroed > Eager Zeroed 順に効率が良い。 Thin の場合には、使った分だけディスクが消費されるので、Thick よりは、Thin の方が効率が良いです。

また、シン ディスク モードの有効化 のチェックを外すと vCSA が持つ全てのディスクは Lazy Zeroed になります。

従って、容量効率重視・容量節約重視なら「Thin」を。 パフォーマンス重視ならチェックを外して「Thick」にしてください。

ちなみに、NFS データストアの場合は、Thin のみになります。

Step 9. ネットワークの設定

以下の ネットワーク情報を入力 > 次へ をクリックします。

項目説明設定例
ネットワークvCSA が使用するポートグループ (標準 vSW)10.2.4.0/24
IP バージョンIPv4 or IPv6IPv4
IP 割り当て固定 or DHCP固定
FQDNvCSA の FQDNvcsa.hogehoge.com
IP アドレスvCSA へ接続するためのマネジメント IP10.2.4.2
サブネット マスクまたはプリフィックス長ネットワークのサブネット255.255.255.0
デフォルト ゲートウェイネットワークのゲートウェイ IP10.4.8.8
DNS サーバFQDN 名前解決用の DNS サーバの IP(複数の場合には「,」区切りで入力)10.10.8.5
HTTPHTTP ポート番号80
HTTPSHTTPS ポート番号443
ネットワーク情報を設定 → 次へ

ネットワークについて

ESXi がデプロイ ターゲットとして使用されている場合、標準仮想スイッチのポートグループしかサポートされていないため、ドロップダウンリストに分散スイッチのポートグループは表示されません。

分散スイッチをご利用の方は、デプロイ時には標準スイッチのポートグループを選択し、インストール完了後に vCSA のポートグループを分散スイッチに切替えるようにしてください。

サブネットマスクまたはプリフィックス長の要件

サブネットマスクまたはプリフィックス長は次の要件を満たしている必要があります。

  • IPv4 ネットワークの場合、サブネット マスクまたはネットワーク プリフィックスを使用できます。
  • サブネット マスクでは 255.255.255.0 のようなドット区切りの 10 進数形式が使用されます。
  • IPv4 のネットワーク プリフィックスは 0 ~ 32 の整数です。
  • IPv6 ネットワークの場合、ネットワーク プリフィックスを使用する必要があります。
  • IPv6 のネットワーク プリフィックスは 0 ~ 128 の整数です。

DNS サーバ について

vCSA の FQDN 名前解決用の DNS サーバの IP アドレスを入力します。

複数ある場合は「,」区切りで入力してください。

Step 10. ステージ 1 : 設定の確認

デプロイする準備ができたので、設定内容に問題がないか確認 > 完了 をクリックします。

設定内容に問題がないか確認 → 終了

Step 11. ステージ 1 : デプロイ完了待ち

vCSA 6.7 のデプロイが開始されるので、完了するまで待ちます。

アプライアンスでデプロイ中 その1
アプライアンスでデプロイ中 その2
アプライアンスでデプロイ中 その3

Step 12. ステージ 1 : デプロイ完了 → ステージ 2 へ

vCenter Server アプライアンスのデプロイ が完了しました。

続行 をクリックし、ステージ 2 へ進みます。

ステージ 1 : デプロイ完了
  • 終了した場合、vCSA の管理インターフェイス https://vcsa.hogehoge.com:5480/ (VAMI) へログインし、いつでもアプライアンスの設定を再開できます。

ステージ 2. vCenter Server Appliance の設定

Step 1. 概要

続いて、次へ をクリックし、アプライアンスの設定・プロセスを開始します。

次へ をクリックしステージ 2 を開始

Step 2. アプライアンス設定

ここでは、主に 時刻同期モードの設定SSH 接続設定 を実施します。

時刻同期モード と SSH アクセスを設定情報を入力し > 次へ をクリックします。

項目説明設定例
時刻同期モード時刻を ESXi ホストと同期しますor時刻を NTP サーバと同期します時刻を NTP サーバと同期します(推奨)
NTP サーバ(コンマ区切りのリスト)NTP サーバの IP複数ある場合は「,」区切りで入力10.5.8.8
SSH アクセス有効 or 無効有効
時刻同期モード と SSH アクセスを設定 → 次へ

NTP サーバとの時刻同期をオススメします

ESXi ホストとの時刻同期の場合、アプライアンスの時刻が未来時間になっていると時刻が同期されない問題があるので、ホストとの時刻同期は、オススメしません

また、ESXi ホストの「時刻と日付の設定」に NTP 設定が入ってないと (ターゲット ESXi ホスト自身が NTP サーバと同期が取れてないと) vCSA インストールに失敗する恐れがあります。

可能であれば、NTP サーバを参照し、時刻同期することをオススメします。

詳しくは、以下をご確認ください。

ESX ホストとの時刻同期は止めた方が良い

SSH 接続について

vCSA インストール完了後、SSH 接続し、キーボードのレイアウトを日本語に変更する必要があります。 (デフォルトで英語レイアウトになっているため)

また、vCSA インストール・構築完了後に、vCenter 冗長化 (VCHA) を計画している場合は、前提条件として、SSH 接続を有効にする必要があります。

Step 3. SSO 設定

SSO 設定 が表示されます。

新しい SSO ドメインの作成 をクリックし、以下のように Single Sign-On 初期セットアップ情報を入力した上で、次へ をクリックします。

項目設定例備考
Single Sign-On ドメイン名vsphere.localログイン ID は、ID@vsphere.local になる
Single Sign-On ユーザー名administratoradministrator 固定
Single Sign-On パスワードMyCompany123-SSO の PW
パスワードの確認MyCompany123-SSO の PW 確認用
Single Sign-On 情報を設定 → 次へ

ドメイン名の要件

ドメイン名は RFC 1035 標準に準拠している必要があります:

  • 少なくとも 2つのラベルを、全てドット(.) で区切って指定する必要があります。
  • ラベルに使用できる文字は、英数字およびダッシュ(-) です。
  • 各ラベルの戦闘は英字、末尾は英数字にする必要があります。
  • 各ラベルは 63 文字以内、名前全体は 253文字以内にする必要があります。

パスワードの要件

注意 : 特殊文字を設定する場合、(\)、(")、(:)、非 ASCII 文字 (日本語) は使用しないでください

パスワードは、次の要件を満たしている必要があります:

  • 8文字以上
  • 20 文字まで
  • 大文字を含む
  • 小文字を含む
  • 数字を含む
  • 特殊文字を含む (例:「!」、「(」、「@」など)
  • 表示可能な A~Z、a~z、0~9、および句読点のみ
  • スペースは使用しない

SSO ログイン ID と PW について

ここで設定した SSO ユーザのパスワードは administrator ユーザで vCenter へログインする際に使われます。

上記のように Single Sign-On ドメイン名として vsphere.local を指定した場合、ログイン ID は、administrator@vsphere.local になります。

Step 4. CEIP の設定

VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラムに参加する場合は、VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) に参加する > 次へ をクリックします。 (この例では チェックを外しています)

VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) に参加する → 次へ

Step 5. ステージ 2 : 設定の確認

ウィザードを終了する前に設定を確認してください。

設定内容に問題がないか確認 > 終了 をクリックします。

設定内容に問題がないか確認 → 終了

インストール開始に関する警告 が表示されたら OK をクリックします。

インストール開始に関する警告 : OK をクリック
  • インストールが開始したら、完了するまで一時停止または停止ができなくなります。 続行する場合には「OK」を、インストールを停止するには「キャンセル」をクリックしてください。

Step 6. ステージ 2 : セットアップ完了待ち

アプライアンスのセットアップが開始されるので、完了するまで待ちます。

アプライアンスのセットアップ 進行中 その1
アプライアンスのセットアップ 進行中 その2
アプライアンスのセットアップ 進行中 その3
アプライアンスのセットアップ 進行中 その4

Step 7. ステージ 2 : セットアック完了

アプライアンスのセットアップが完了しました。

閉じる をクリックし、インストーラを終了します。

ステージ 2. アプライアンスのセットアップ完了 : 閉じる をクリック

vCenter Server へログイン

後は、以下の URL https://vCSA-FQDN:443 を開き、vSphere Client (HTML5 版)、または vSphere Web Client (Flex 版) で、vCenter Server へ administrator@DomainName ユーザで接続出来ることを確認してください。

  • URL : https://vCSA-FQDN:443
  • ID : administrator@vsphere.local
  • PW :「ステージ 2」の「Step 3. SSO 設定」にて設定したパスワード
vCenter へログイン

vSphere Client (HTML5 版) : https://vCSA-FQDN/ui/

vSphere Web Client (Flex 版) : https://vCSA-FQDN/vsphere-client/

終わりに

個人的には Web Client (Flex 版) で十分だったので (使えなくなるまでは使う予定なので)、HTML5 クライアントをまだ使ってないですが、Flex 版も近いうちに廃止される予定なので、HTML5 版を試して見て、良かったらそのままご利用ください。

HTML5 版の方が UI キレイですしね。

また、HTML5 版クライアントでサポートされない機能、及び サポートされる機能については、以下の URL をご確認ください。

以上、vCenter Server Appliance 6.7 インストール でした。