VDX に付いている USB ポートを利用するとコンフィグ保存が楽
VDX 本体には、USB ポートが付いています。
モデルによって挿し口の位置が微妙に違います。 横型だったり・縦型だったりしますが、次の画像上では、一番左下に USB ポートが存在します。(赤い Brocade ログの真上)
VDX でコンフィグ設定を保存するには、いくつか方法がありますが、今回は、VDX 本体に取り付けられている USB にコンフィグを保存する方法についてご紹介します。
Possible completions:
flash:// copy running-config to local flash. path syntax flash://<filename>
ftp:// copy running-config to FTP server. URL syntax for IPv4 ftp://<username>:<password>@hostname/<filepath>. URL
syntax for IPv6 ftp://<username>:<password>@[hostname]/<filepath>.
scp:// copy running-config to SCP server. URL syntax for IPv4 scp://<username>:<password>@hostname/<filepath>. URL
syntax for IPv6 scp://<username>:<password>@[hostname]/<filepath>.
sftp:// copy running-config to SFTP server. URL syntax for IPv4 sftp://<username>:<password>@hostname/<filepath>. URL
syntax for IPv6 sftp://<username>:<password>@[hostname]/<filepath>.
startup-config copy from running-config to startup-config
tftp:// copy running-config to TFTP server. URL syntax for IPv4 tftp://@hostname/<filepath>.
usb:// copy running-config to USB. path syntax usb://<filename>
USB にコンフィグを保存する

前提条件として、VDX 本体に USB が挿入されているとします。
Step 1. USB 有効化
USB を使えるようにするためには、USB を有効にする必要があります。
Possible completions:
dir List USB file
off Disable USB
on Enable USB
remove Remove USB file
Rbridge-id: 1
Trying to enable USB device. Please wait...
USB storage enabled
Step 2. USB にコンフィグ保存
USB の中身は、usb dir コマンドで確認できるので、中身を確認してからコンフィグを保存し、最後にちゃんと保存されたか確認します。
USB にコンフィグを保存するコマンドは、以下の通りです。
- copy running-config usb://<FILE_NAME>
Rbridge-id: 1
support\ 0B 2014 Mar 31 20:39
firmwarekey\ 0B 2014 Mar 31 20:39
firmware\ 0B 2014 Mar 31 20:39
config\ 44kB 2015 Aug 01 14:46
running-config-20150801 44kB 2015 Aug 01 14:41
Available space on usbstorage 99%
Rbridge-id: 1
support\ 0B 2014 Mar 31 20:39
firmwarekey\ 0B 2014 Mar 31 20:39
firmware\ 0B 2014 Mar 31 20:39
config\ 44kB 2015 Aug 01 14:46
running-config-20150801 44kB 2015 Aug 01 14:41
running-config-20150901 44kB 2015 Sep 01 15:43
Available space on usbstorage 99%
終わりに
これでコンフィグを USB に保存できるようになりました。
vdx01 側で保存したコンフィグファイルは、vdx01 の USB に保存されるんじゃないの?って思われるかもしれませんが、VCS ファブリック を組んでいる場合には、コンフィグを保存するだけで、各 VDX の USB にコンフィグが保存されます。
すなわち、ロジカル・シャーシモード になっている時は、全台の USB にコンフィグファイルが自動的に保存されます。
ロジカル・シャーシとは
Brocade VCS ロジカル・シャーシとは、VCS ファブリック 全体の管理を 1台のスイッチのように扱う機能のことです。
例えば、単純計算で 48ポートを持つ VDX 4台構成の場合、48 * 4 = 192 Port を持つ巨大な 1台のスイッチが出来上がる感じです。
こうすることで、ポートが足りなくなったらスイッチを調達して、また色々設定してあげて機器管理をしないといけなかったこれまでの少々面倒な運用・管理・メンテナンス作業が、VDX を使うとかなり楽になり、コスト削減につながります。
VDX は、故障対応が非常に便利で、1台の VDX が壊れたときに、新しい VDX に交換するだけで、他の VDX からコンフィグをもらってきて、自動的に復旧します。
基本的には、みんな同じコンフィグを持つ必要があるので、保存すると全台に反映されないと逆にまずいというか、よくよく考えて見ると、正しい動きでした。
VDX を使い始めて間もないですが、よくできてるなと思いました。 お金はかかりますけど・・・
以上、VDX : USB にコンフィグを保存する でした。