X Window 手動導入について

OS インストール時に余計なパッケージは入れたくないという思いがあって X Window System を導入対象から外したのですが、最近、"入れとけばよかったなぁ" と思ったので、手動で導入しました。

作業項目は、以下の通りです。

  • 必要なパッケージ導入
  • NetworkManager 停止
  • X Window 起動、及び 日本語入力設定
  • X Window 初期設定

必要なパッケージ導入

X Window System インストールに必要なパッケージは、全て yum を使って一括導入すます。

必要なパッケージ導入Raw Code(S)Raw Code(T)
# yum -y groupinstall "X Window System" "GNOME Desktop Environment" "Desktop" "Japanese Support"

Japanese Support をインストールしないと GUI を立ち上げた後に日本語を入力するために必要な設定である 「入力メソッド」 メニューが表示されないので、GUI 上で日本語を入力をしたい場合には、必ずインストールしてください。

NetworkManager 停止

GUI 関連パッケージをインストールしたら NetworkManager がインストールされ、サービスが勝手に on になってしまいました。

既に使っているなら問題ありませんが、もし、NetworkManager を使わない方針を採用しているシステム上で NetworkManager が on になっている状態で再起動すると /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX 設定が PEERDNS=no になっているにもかかわらず、/etc/resolv.conf が書き換わってしまうため、再起動する前に必ず、サービスを無効にしてください。

PEERDNS=no は、/etc/resolv.conf の設定内容を自動更新しないようにする設定です。

以下のコマンドを実行し、NetworkManager サービスを OFF した上で、ちゃんと OFF になっていることを確認してください。

NetworkManager 停止Raw Code(S)Raw Code(T)
# chkconfig NetworkManager off

# chkconfig --list | grep NetworkManager
NetworkManager    0:off   1:off   2:off   3:off   4:off   5:off   6:off

X Window 起動、及び 日本語入力設定

Step 1. 環境変数に日本語設定、及び設定反映

基本的に設定されているとは思いますが、設定されてなかったら .bash_profile に以下を追加し、source コマンドを利用し、現在開いているターミナルに設定を適用します。

/root/.bash_profileRaw Code(S)Raw Code(T)
# vi /root/.bash_profile
・・・
LANG=ja_JP.UTF-8
export LANG
・・・

# source /root/.bash_profile

Step 2. X Window 手動起動

以下のコマンドで X Windows が問題なく立ち上がることを確認します。

X Window 起動Raw Code(S)Raw Code(T)
# startx

X Window を立ち上げると /root 下のフォルダ名を日本語に変換するかを選択するダイアログが表示されることがあります。

フォルダ名を古い名前のままにするか日本語に変換するかについては、環境に合わせて選択してください。

Step 3. ターミナル上で、日本語入力できるようにする

X Window のターミナル上で日本語を入力するためには、入力メソッド を設定する必要があります。

まず、root 権限で実行しているので、気をつけてくださいみだいな内容のメッセージが表示されるので、再度表示しない にチェックし、閉じるをクリックします。

Warning メッセージ

システム > 設定 > 入力メソッド をクリックし、入力メソッド設定ツールを立ち上げます。

システム-設定-入力メソッド

入力メソッドの機能を有効にする にチェックを入れ、IBus を使用する (推奨) を選んで、入力メソッドの個人設定 をクリックします。

入力メソッドの機能を有効にし、IBus を使用する(推奨)

以下のように、日本語 - Anthyを追加し、閉じるをクリックします。

日本語 Anthy

昔過ぎて順番を忘れてしまいましたが、おそらく「インプットメソッド」タブ - セレクトボックスから「Anthy」を選択 -「追加」-「閉じる」だったような。。気がします。

システムツール > 端末をクリックし、ターミナルを開きます。

ターミナルを開く

初期 OS インストール時に X Window を導入してない場合には、デフォルトで Run Level 3 になっているので、再起動しても X Window が自動的に立ち上がるように Run Level 5 に変更し、再起動します。

# vi /etc/inittab
・・・
#id:3:initdefault:  #### コメントアウト
id:5:initdefault:   #### 追加
・・・

# shutdown -r now   #### 再起動

X Window 初期設定

再起動完了後は、X Window 初期設定を行います。

Step 1. ようこそ

以下の画面は、OS をインストールする際に X Window を導入すると普通に出てくる画面ですが、X Window を後から手動で導入する場合には、再起動が完了後、以下のように ようこそ 画面が表示されます。 進む をクリックします。

ようこそ

Step 2. ライセンス情報

いつもと同じように、はい、ライセンス同意書に同意します を選択肢、進む をクリックします。

ライセンス情報

Step 3. ユーザの作成

特に新しいユーザを追加する必要がなければ、そのまま 進む をクリックします。

ユーザの作成

ユーザを作成せずに、進むと以下のような警告メッセージが表示されるので、はい をクリックします。

ユーザの作成 警告ポップアップ

Step 4. 日付と時刻

NTP 時刻同期サービスを使ってない場合には、システム時刻だけ設定し、進む をクリックします。

時間設定

NTP を使って時刻同期をしたい場合には、ネットワーク上で日付と時刻を同期化します にチェックを入れ、追加 ボタンで NTP サーバの IP アドレスを追加し、進む をクリックします。

ntp 時刻同期設定

Step 5. Kdump

最後に、Kdump 設定ですが、使いたい時にいつでも手動で設定できるので、とりあえず、無効のまま 終了 します。

Kdump 設定

Step 6. ログイン、及び 日本語入力テスト

ここまできたらもうやることはないので、後は、ログインして、X Window 上で日本語が使えるようになっているか確認するのみです。 ユーザアカウントを使って ログイン します。

ログイン

システムツール > 端末 でターミナルを開きます。

ターミナルを開く

後は、日本語を書いてファイルに保存して、中身を表示して文字化けしないことを確認しましょう。

日本語入力・出力テストRaw Code(S)Raw Code(T)
# echo "日本語入力出力テスト" > test.txt

# cat test.txt
日本語入力出力テスト

終わりに

Run Level 3 のままにして、X Window を使いたい時だけ、startx コマンドで立ち上げてもいいですし、使い方次第ですが、システムが稼動している状態で、いろいろ導入しようとすると面倒くさくなるので、最初の OS インストール段階で、後で使う可能性が高いパッケージは、一応、導入しておいて サービスを無効化しておくのもいいかもしれないですね。

以上、OS インストール後に X Window を手動導入でした。