VDP スナップショット問題について

前回に紹介した以下の VDP トラブル関連記事の事象に当てはまらない場合、次にやることは VDP によって作成されたスナップショットに問題が発生しているかどうかを確認することです。

VDP バックアップの流れは、バックアップタスクを見れば分かると思いますが、簡単に言うと 仮想マシンのスナップショット作成 → 差分バックアップ → バックアップ完了後、スナップショット削除 順に行われます。(初回だけ、フルバックアップ)

仮想マシンのバックアップに失敗すると何らかの原因により、スナップショットが正常に削除されておらず、ゴミとして残っている場合があります。

このスナップショットのゴミが残っていると次回のバックアップが失敗し続けるので、次回のバックアップのためにも仮想マシンをキレイな状態にしておく必要があります。

主に以下の作業を実施します。

  • Case 1. VDP のゴミスナップショット削除
  • Case 2. 仮想マシンのディスク統合

Case 1. VDP のゴミスナップショット削除

仮想マシンのバックアップに失敗した場合、VDP のスナップショットが削除されずにそのまま残っている場合があります。

まずは、VDP バックアップに失敗した 仮想マシン 右クリック > スナップショット > スナップショット マネージャ をクリックします。

スナップショット - スナップショット マネージャ

もし、以下のように VDP-○○○○○○○○ というスナップショットのゴミが残っている場合には、削除しないと次回のバックアップが失敗し続けるので、必ず削除してキレイな状態にしておく必要があります。

VDP のスナップショット VDP-○○○○○○○○ 選択 > 削除 をクリックし、スナップショットの削除を実施します。 スナップショットタスクが実行されたら 閉じる ボタンをクリックし、スナップショットマネージャを終了します。

スナップショットマネージャ

Case 2. 仮想マシンのディスク統合

上記、VDP のゴミスナップショット事象より発生頻度は少ないですが(私が運用している環境では)、たまに仮想マシンのサマリタブを見ると以下のように 仮想マシンのディスク統合が必要です。 という警告メッセージが表示されるときがあります。

仮想マシンのディスク統合が必要です

ディスク統合について

vSphere 5 から 統合 という新しく追加され、仮想マシンのスナップショット統合が必要な場合、サマリ タブで確認できるようになりました。

本来なら正常に削除されるべきだったスナップショットが正常に削除されなかった場合にディスク統合が必要になります。

特徴としては、スナップショット マネージャ 上にはスナップショットがリストとして存在しない・表示されないのに、仮想マシンの収容データストアの中身を確認するとスナップショットファイルが存在することです。

データストアの参照

仮想マシンのデータが保存されているデータストアの中身をフォルダ階層で確認するためには、仮想マシン 選択 > サマリ タブ > リソースパネル のデータストア 右クリック > データストアの参照 をクリックします。

この場合においても、次回のバックアップのために仮想マシンをキレイな状態にしておく必要があります。

仮想マシン 右クリック > スナップショット > 統合 をクリックし、仮想マシンのディスク統合を実施します。

スナップショット - 統合

この操作は、仮想マシン上のすべての冗長 REDO ログを統合します。 継続しますか? という統合の確認 ダイアログがポップアップされます。

はい(Y) をクリックします。

統合の確認 ダイアログ

スナップショットの統合に失敗したらストレージ vMotion を試す

仮想マシンのディスク統合が問題なく終われば良いですが、ディスク統合タスク自体が途中で失敗することもあります。(何回やっても失敗します)

そのときには、ディスク統合ではなく、仮想マシンを ストレージ vMotion すると直るので、試して見てください。

以上、vSphere Data Protection スナップショット関連トラブル対応でした。