vCSA のディスク構成について

仮想マシンのディスク構成は、仮想マシンの 設定の編集 メニュから確認できます。

vSphere Web Client だと、vCenter Server Appliance 6.0(以下、vCSA)の アプライアンス 右クリック > 設定の編集 > 仮想ハードウェア タブ をクリックします。

そうするとアプライアンスが持っているハードディスク情報を確認することができます。

vCSA 導入後、だいぶ時間が経ってから気だ付いたのですが、vCSA アプライアンスは、以下のように 11個の HDD を持っています。

vCSA 6.0 マルチプルディスク

HDD 11個 = VMDK 11ファイルを持っているということになりますね。

vCSA 6.0 マルチプル VMDK

私が実際に、vCSA を使い始めたのは、vSphere 6.0 がリリースされた後でした。

今までは、普通に HDD の容量を決めて、その中に Windows 版の vCenter Server を入れて運用していたので、HDD の容量とかパーティション構成とかあまり気にしていなかったんですが、vCSA の HDD 構成をみて、なぜ、こんなに HDD を持っているか少し気になったので、調べてみました。

vCSA 6.0 以前のアプライアンス、例えば vCSA 5.5 の場合、以下のように、HDD を2つ持っています。

  • HDD 1 : システム領域、25GB
  • HDD 2 : データ領域、100GB

vCSA 5.5 では、データ領域が丸ごと "ドン!" と 100GB 割り当てられているので、データ領域を増やすのも一苦労・非効率的と言いましょうか。

上記の理由から vCSA 6.0 からは、容量拡張をしやすくするために、用途別に HDD が分けられた状態で提供されるようになったようです。

各パーティションの役割については、当記事とは、別内容になりますが、以下の KB に記載されているので、テーブルだけ参考にしてください。

ディスク サイズ (GB) マウントポイント 用途
VMDK1 12 / (10.9GB) ルート領域
/boot (132MB) ブート領域
SWAP (1GB) Swap 領域
VMDK2 1.3 /tmp 一時 Temp ファイル
VMDK3 50 SWAP Swap 領域
VMDK4 50 /storage/core VPXD プロセスのコアダンプ領域
VMDK5 25 /storage/log vCenter Server のログ
VMDK6 25 /storage/db vPostgres DB データ領域
VMDK7 10 /storage/dblog vPostgres DB のログ
VMDK8 50 /storage/seat vPostgres の SEAT 領域 (Stats Events and Tasks)
VMDK9 10 /storage/netdump NetDumper コレクタリポジトリ
VMDK10 25 /storage/autodeploy Auto Deploy リポジトリ
VMDK11 25 /storage/invsvc Inventory Service

Swap は、なぜ二つ?

Swap 領域が二つあるのは、不明ですが、一応、上記のような構成になっていることは、確認しました。

アプライアンスの内でのパーディション構成

以下は、アプライアンスへ SSH ログイン後、確認したパーティション構成です。

まずは、lsblk コマンドを使って、デバイスとマウントポイントを確認します。

lsblk デバイス・マウントポイント確認Raw Code(S)Raw Code(T)
Command> shell

# lsblk
NAME                              MAJ:MIN RM   SIZE RO MOUNTPOINT
sda                                 8:0    0    12G  0
tqsda1                              8:1    0   132M  0 /boot
tqsda2                              8:2    0     1G  0 [SWAP]
mqsda3                              8:3    0  10.9G  0 /
sdb                                 8:16   0   1.3G  0
sdd                                 8:48   0    50G  0
mqcore_vg-core (dm-7)             253:7    0    50G  0 /storage/core
sdc                                 8:32   0    50G  0
mqswap_vg-swap1 (dm-8)            253:8    0    50G  0 [SWAP]
sde                                 8:64   0    25G  0
mqlog_vg-log (dm-6)               253:6    0    25G  0 /storage/log
sdf                                 8:80   0    25G  0
mqdb_vg-db (dm-5)                 253:5    0    25G  0 /storage/db
sdg                                 8:96   0    10G  0
mqdblog_vg-dblog (dm-4)           253:4    0    10G  0 /storage/dblog
sdh                                 8:112  0    50G  0
mqseat_vg-seat (dm-3)             253:3    0    50G  0 /storage/seat
sdi                                 8:128  0    10G  0
mqnetdump_vg-netdump (dm-2)       253:2    0    10G  0 /storage/netdump
sdj                                 8:144  0    25G  0
mqautodeploy_vg-autodeploy (dm-1) 253:1    0    25G  0 /storage/autodeploy
sdk                                 8:160  0    25G  0
mqinvsvc_vg-invsvc (dm-0)         253:0    0    25G  0 /storage/invsvc
sr0                                11:0    1  1024M  0
fd0                                 2:0    1     4K  0

次は、lsscsi コマンドを使って、SCSI デバイスリストを確認したときの出力結果です。

SCSI デバイス確認Raw Code(S)Raw Code(T)
# lsscsi
[0:0:0:0]    disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sda
[0:0:1:0]    disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdb
[0:0:2:0]    disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdc
[0:0:3:0]    disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdd
[0:0:4:0]    disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sde
[0:0:5:0]    disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdf
[0:0:6:0]    disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdg
[0:0:8:0]    disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdh
[0:0:10:0]   disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdi
[0:0:12:0]   disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdj
[0:0:14:0]   disk    VMware   Virtual disk     1.0   /dev/sdk
[1:0:0:0]    cd/dvd  NECVMWar VMware IDE CDR00 1.00  /dev/sr0

以上、vCenter Server Appliance のディスク構成 でした。