vCSA 6.5 のスペック確認

vCSA 6.5 のインストール、初期セットアップが終わったところで、まず一番最初に、vCSA 6.5 のスペックを確認した上で、vCenter へログインできることを確認します。

  • vCSA 6.5 のスペック確認
  • コンソールへログイン
  • vSphere Web Client (Flash) へログイン
  • vSphere Client (Windows 版) へログイン?
  • vSphere Client (HTML5) へログイン
  • オマケ その1. ホットアドについて
  • オマケ その2. vCSA 6.5 のディスク構成

ちなみに、vCSA 6.5 からは Windows 版 vSphere Client のサポートが終了したため、vCSA 6.5 へログインする際には、Web Client を使う必要があります。

私の場合には、既に運用中の vCSA 6.0 管理下にある ESXi ホストに vCSA 6.5 をデプロイしたので、以下の vSphere Client 画面は、新しい vCenter (6.5) へのログインではなく、既存の vCenter (6.0) へログインして確認した内容です。 (くれぐれも誤解のないように)

vCSA 仮想マシン > サマリ (タブ) をクリックします。

vCSA 6.5 仮想マシンスペック

この例では、Large タイプでデプロイしたので、16 vCPUメモリ 32GB になっています。

また、サマリを見ると vCSA 6.5 のゲスト OS が その他の Linux 3.x 以降 (64ビット) になっていますが、vCSA 6.5 では OS として VMware Photon が採用されました。

バージョンOSDB
vCSA 6.0SUSE Enterprise LinuxvPostgres
vCSA 6.5VMware PhotonvPostgres

Photon まで触るつもりではなかったんですが、軽く構築して触ってみた感想としては、若干くせはあるものの、これまでの Linux とそんなに変わらなかったので、そこまで抵抗感はありませんでした。

コンソールへログイン

vCSA > 右クリック > コンソールを開く をクリックし、コンソール画面を開きます。

vCenter にてコンソールを開く

コンソール画面 が表示されます。

ウェブブラウザ上で vCSA の基本設定が簡単にできる VAMI (Virtual Appliance Management Infrastructure) も普通に使えるようになっています。

コンソールへログインするために、F2 を押します。

F2 でログイン

パスワードを求められるので、前回の記事 vCSA 6.5 インストール - ステージ 1 : アプライアンスのデプロイStep 7. アプライアンス仮想マシンの設定 時に入力した vCSA OS の root ユーザのパスワードを入力し、Enter を押します。

ログイン ID と PW 入力

vCSA 6.5 のコンソール画面へログインできました。

root パスワード変更管理ネットワーク設定管理ネットワーク再起動トラブルシューティング (SSH 有効化・無効化など)サポート情報確認 など色々あるので一通り確認してみてください。

コンソール上ではパスワードを変更しない方が良い

コンソール上でのパスワード変更について

デプロイ時に説明したように、OS のキーボードレイアウトが英語配列になっているため、コンソール上でのパスワード変更はしないほうが良いです。

パスワード変更は、キー配列を日本語に変更してから実施することをオススメします。 (手順については、次回の連載記事を参考にしてください)

ちなみに、Alt + F1Alt + F2 でコンソール画面を切り替えることが出来ます。

Alt + F1 でコンソール切り替え

Alt + F1

Alt + F2 でコンソール切り替え

Alt + F2

vSphere Web Client (Flash) へログイン

vSphere 6.5 の Web Client は、vSphere 6.0 に比べて、より使いやすくなりました。

Windows 用の vSphere Client 上 (vCenter の画面上) のこのメニューって Web Client だとどこにあるんだっけ? というのが vSphere 6.0 の Web Client ではよくありましたが、vSphere 6.5 の Web Client ではメニュー構成がより使いやすくなったため、6.0 に比べると操作しやすくなったと思います。

特に、6.0 の Web Client では、仮想マシンを検索すると左ペインに検索した仮想マシンしかリストに表示されなかったりして、これがまた結構不便だったのですが、6.5 では、仮想マシンを検索すると左ペインのリスト表示が維持されたまま、検索した仮想マシンを見つけてくれるようになったので、これは嬉しかったですね。

vSphere Web Client を使うためには、Adobe Flash Player が必要なので、まだの方は事前にインストールしてください。

後は、https://vCSA-FQDN-or-IP/vsphere-client へ接続し、vSphere Web Client へログインします。

前回の記事 vCSA 6.5 インストール - Stage 2 : Set up applianceStep 3. SSO configuration で設定した vCenter SSO ユーザー名 (administrator)vCenter SSO パスワード を使って、Web Client へログインします。 ログイン ID の後に SSO ドメイン名(この例では、@vsphere.local)を付けることをお忘れなく。

Web Client へログイン

Web Client へログインできました。

Web Client メイン画面

ログインすると 最新タスク に以下のようなエラーメッセージが表示されるかもしれません。

パッチ定義のダウンロード

パッチ定義とパッチをホストする Web サイト https://hostupdate.vmware.com/software/VUM/PRODUCTION/main/vmw-depot-index.xml;https://hostupdate.vmware.com/software/VUM/PRODUCTION/csco-main/csco-depot-index.xml; にアクセスできないか、パッチ データがありません。 インターネット接続を確認してください。

VUM パッチダウンロードアラート

通常、vSphere Update Manager (VUM) はグローバルからパッチ情報をダウンロードしようとします。

しかし、今の状態だと vCSA にグローバルネットワークが付いてない、もしくはプロキシが設定されてないため、グローバルに出られないせいで表示されるメッセージなので、今は気にしなくても大丈夫です。

また、右上の ライセンスを管理 詳細... をクリックすると 有効期限切れが近いライセンス ダイアログがポップアップされます。

vCenter のライセンスを入れないと試用版として 60日間しか使えません。

OK をクリックし、ダイアログを閉じます。

vCenter ライセンス有効期限

後は、vCSA 6.5 から VUM が普通に使えるようになった ので、左ペインの ルート階層 > Update Manager をクリックします。

以下のように VUM 管理画面 が表示されます。

vSphere Update Manager がビルトインされた vCSA 6.5

VUM を使うためには、初期設定が必要ですが、ここでは VUM 管理画面 が表示されることだけ確認します。

vSphere Client (Windows 版) へログイン?

通常、Windows 版の vSphere Client (C#) は、以下の URL、もしくは ESXi ホストの FQDN へブラウザ接続すると該当バージョンのクライアントをダウンロード可能でした。

それで、上記の URL を確認してみたところ vSphere Client 6.5 のダウンロードリンクがなくておかしいなと思ったんですが、よく見たら vSphere 6.5 から vSphere Client はもう使えない と記載がありました。

それでも試して見たかったので、Windows 版クライアントでログインしてみました。

vSphere Client へログイン
vSphere 6.5 からは vSphere Client が使えない

エラー

vSphere Client で内部エラーが発生しました。

詳細: オブジェクト 参照がオブジェクト インスタンスに設定されていません。

必要に応じて VMware サポートにお問い合わせください。

やっぱりログインできませんでした。

ということで、Windows 版の vSphere Client は、vSphere 6.0 までしか使えないので、vSphere 6.5 からは vSphere Web Client を使わないと行けなくなりました。

ただ、vCenter 6.5 によって管理されている ESXi のバージョンが 6.0 であれば、vSphere Client で直接 ESXi ホストへログイン (root ユーザ) することは可能です。

個人的には、Web Client より Windows 版クライアントの方が反応も速くて、リアルタイムでタスクの実行結果を出してくれて分かりやすかったのですが、しょうがないですね。

vSphere Client (HTML5) へログイン

その代わりに、vSphere 6.5 からは vCenter の新しいクライアント vSphere Client (HTML5) が使えるようになりました。

ただ、まだ正式にサポートされるわけではなく、現在は一部の機能しか使えない状況です。

https://vCSA-FQND-or-IP/ui へ接続し、vCenter へログインします。

vSphere Celint (HTML5) へログイン

ログイン画面は Web Client と一緒

以下がログイン直後に表示されるメイン画面です。

vSphere Celint (HTML5) メイン画面

ホーム画面を確認するために、メニュー > ホーム をクリックします。

vSphere Celint (HTML5) - メニュー - ホーム
vSphere Celint (HTML5) ホーム画面

パッと見た感じだと vSphere Web Client より良さそうな感じでしたが、個人的には使うのはまだ早いかなと思います。

ちなみに、vSphere Web Client と vSphere Client (HTML5) の違いは以下の通りです。

  • vSphere Web Client : Adobe Flash Player のインストールが必要
  • vSphere Client (HTML5) : Adobe Flash Player 不要 (一部の機能のみサポート)

HTML5 版クライアントは、まだ未完成状態ですが、全機能をサポートするようになったら Adobe Flash Player が不要になるので、様々なプラットフォーム上でクラウド環境の管理が出来るようになるのではないかと思います。

オマケ その1. ホットアドについて

ちなみに、メモリと CPU リソースをオンライン状態のまま増強できるホットアド機能がデフォルトで有効になっています。

メモリと CPU のホットアド プラグ

仮想マシンの設定の編集画面 : ホットアド はデフォルトで有効状態

メモリ ホットアド

メモリ ホットアド

CPU ホットアド

CPU ホットアド

オマケ その2. vCSA 6.5 のディスク構成

ついでにですが、上記の画像を見れば分かるように、vCSA 6.5 は 12個のディスクを持っています。 (12 VMDKs)

以下のリンクは、当記事の内容と直接関係があるわけではないですが、vCSA 6.5 の各パーティション情報が載っているので、参考情報として記載します。

ディスクサイズ (GB)マウントポイント用途
VMDK112/ (10GB)ルート領域
/boot (132MB)ブート領域
SWAP (1GB)Swap 領域
VMDK21.8/tmpvCenter Server のサービスによって生成される一時 Temporary ファイル
VMDK325SWAPメモリ不足時のディスクスワップ領域
VMDK425/storage/coreVPXD プロセスのコアダンプ領域
VMDK510/storage/logvCenter Server と Platform Services Controlle (PSC) のログ格納領域
VMDK610/storage/dbvPostgres DB のデータ・ストレージ領域
VMDK75/storage/dblogvPostgres DB のログ
VMDK810/storage/seatvPostgres の SEAT 領域 (Stats Events and Tasks)
VMDK91/storage/netdumpESXi ダンプを格納する VMware Netdump Collector リポジトリ領域
VMDK1010/storage/autodeployESXi ホストのステートレス ブートに使われるパッケージを格納する VMware Auto Deploy リポジトリ領域
VMDK1110/storage/imagebuildervSphere イメージ プロファイル、および ライバ VIB やアップデート VIB といった VIB パッケージを格納する VMware Image Builder リポジトリ領域
VMDK12100/storage/updatemgr仮想マシンと ESXi ホストのパッチとアップデートデータが格納される VMware Update Manager (VUM) のリポジトリ領域

特に、vCSA 6.5 では仮想マシンと ESXi のパッチ・アップデートを管理するための VUM がデフォルトでビルトインされているため、そのパッチデータの保存領域として専用のパーティションが確保されています。

ご参考までに。

以上、vCenter Server Appliance 6.5 初めてのログイン でした。